Thursday, November 10, 2016

ロシアとバルト3国、ポーランドを巡る旅 8: サンクトペテルブルグ 2





< 1.  黄金の孔雀時計、パヴィリオンの間  >

今日は、エルミタージュ美術館の内部を紹介します。
妻がロシア旅行で最も愉しみにしていたのはこの美術館でした。
しかし大きな誤算がありました。


エルミタージュ美術館について
この美術館は1754年から建設された一番大きい冬宮のほか小エルミタージュ新・旧エルミタージュエルミタージュ劇場からなっている。
れらは18~19世紀ロシア建築頂点と言われる。

エカテリーナ2世が1764年に美術品収集を始めたのが美術館の始まりでした。
収蔵品300万点はヨーロッパとロシアだけでなく世界の先史時代からの遺物も含む。
展示室をすべて歩くと20km以上になる。

フラッシュを使用しなければ写真撮影は可能です。



 
< .  美術館の配置図 >

美術館は3階まであるのですが、私達が見学した2階のみ紹介します。
以下の写真屋はこの配置図の部屋番号を使います。


 

< .  1階から2階へ >

上左の写真: ヨルダンのギャラリー。
私達が入館したのは冬宮のネヴァ川側、配置図の赤矢印からで、最初にこのギャラリーに来ました。
退館するのもここからでした。

上右の写真: 大使の階段(ヨルダン階段)、配置図の丸1番。
ヨルダンのギャラリーの突き当りにあり、ここから2階に上がる。

下の写真: 将軍の間。
大使の階段を上がったすぐ横の193室です。


 

< .  大使の階段  >

この階段の写真がエルミタージュ美術館の紹介に最もよく使われている。
白を基調に金色の装飾と鏡の窓が華やかさ際立たせている。


 

< .  素晴らしい宮殿の間 1 >

上の写真: 紋章の間、195室。
最初に見る大広間で、美しいシャンデリアと黄金に輝く列柱に圧倒されます。

下左の写真: 1812年の祖国戦争の画廊、197室。
ナポレオン戦争に参加した300人の将軍の肖像画が壁一面に掛けられている。

下右の写真: 上記画廊を見学する少年と将軍の絵の一部。



 

< .  素晴らしい宮殿の間 2    >

上の写真: 西欧中世美術の画廊、259室。

中央の写真: 13~15世紀のイタリア美術の部屋、207室。

下の写真: オランダ美術の部屋、249室。
天井のデザインに特徴があります。
非常に暗いので写真の写りが良くない。


 
< .  素晴らしい宮殿の間 3    >

上の写真: 聖ゲオルギー(大玉座)の間、198室。
ここは皇帝による謁見の間で、正面にロマノフ王朝の紋章である双頭の鷲が描かれている。

下の写真: パヴィリオンの間、204室。
左にカラクリ時計の「孔雀の時計」が見える。


 

< レオナルド・ダ・ヴィンチの部屋  >

上左の写真: 左下に「ブノアの聖母」が見える。

上右の写真: 美しい細工がされた扉。

下の写真: ダ・ヴィンチの作品。
右が「ブノアの聖母」、左が「リッタの聖母」。

お薦めのエルミタージュ美術館の公式HPです。
このページで360度のバチャールビューが楽しめます。
映像は綺麗で、このダ・ヴィンチの作品の写真もここから借用しました。
ほぼすべての展示室が網羅されており、主要作品には英語の解説がついています。


 

< .  素晴らしい宮殿の間 4    >

上の写真: ラファエロの間、229室。
右側の窓の近くにラファエロの作品「コネスタビレの聖母」「聖家族」の絵が展示されている。

下左の写真: 17~18世紀のイタリア絵画の部屋、238室。

下右の写真: ピュートル大帝の(小玉座)の間、194室。



 

< 10ラファエロの回廊、227室  >
ラファエロの手によるヴァチカンのフレスコ画が壁一面に模写されている。
装飾で満ち溢れているが、落ち着きのある不思議な感じのする廊下です。


感想
今回、この美術館を実質見学した時間は待ち時間などを除くと1時間ぐらいでした。
日本語の現地ガイドに案内されて2階の一部を重点的に見て、後は通り過ぎただけでした
またたくさんの見学者がいたので、スムーズに見ることが出来なかった。
この美術館の主要な作品をじっくり見たいなら、見学者の少ない時間帯を選び、1日半ぐらいかけなければいけないと思います。

私は1階にあるスキタイや中央アジアの遊牧民族の美術、ユーラシア大陸の先史美術を見たかったのですが、見ることが出来なかった。
今回は美術品をじっくり見ることが出来なかったが、建物の内装の美しさを堪能することが出来た。

今回の旅行は欲張って5か国を周遊する為に、一カ国を充分見ることが出来ない欠点がここに出た。
それでも、全体としては十分満足出来た旅行でした。

次回に続きます。




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