Saturday, May 11, 2019

平成の哀しみ 35: 日本経済に何が起きているのか 1: 気になる兆候 1








国民は今の経済を順調、それとも衰退と見るのでしょうか
両方の特徴がある


 

 


良い点としては失業率の低下、好調な輸出企業と株価でしょう。
悪い点としては賃金の低下、増加する非正規雇用と財政赤字でしょう。
おそらく多くの人は順調と捉えているでしょう。

ここで一つ確認します。
もしこれら良い点が一過性のものだったとしたら。

当然、投資家と多くの人は一過性で終わるとは考えたくないでしょう。
また若い人は過去のバブル崩壊を知らないので判断出来ないでしょう。

たとえ政府の政策が失業率低下と株価上昇に効果があったとしても、良好な状態が継続するとは限らない。

もっとも起こりうる事態は世界の株価が急落し、それに釣られて日本の株価も下落し、倒産が増え、失業率が上昇することです。

単純な想定として平均株価が1万円を切り、1ドル100円以下の円高になれば日本経済はどうなるでしょうか?
この状況はバブル崩壊翌年の2009年に起こっており、失業率は5.1%まで上昇した。
ちなみに去年の失業率は2.4%でした。


大事なことは、たとえ今が良好だとしてもバブルが崩壊すれば元の木阿弥か、今までの経験から言えばさらに悪化することになる。


次回に続きます。




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