Monday, December 26, 2016

ロシアとバルト3国、ポーランドを巡る旅 20: タリン 3





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今日は、タリンの旧市街「下町」を紹介します。
ここで昼食をとって、この街とお別れになります。



 
< 2. 展望台の眺めと地図 >

上の写真: 同じ「山の手」にある前回とは異なる展望台からの眺めです。
狭い展望台ですが、より東側の旧市街を望むことが出来ます。
地図の番号Sがこの展望台です。

下の地図: 今回、紹介する観光ルートです。
上が北です。
Sから始めて、Eまで行って終わりました。
Bがメインになるラエコヤ広場です。


 
< 3.下町に向かう >

上の写真: 展望台から東側を見ている。
下の写真: この坂を下ると「下町」に行きます。


 
< 4. 下町に通じる坂と聖ニコラス教会 >

2枚と下左の写真: 「短い足の通り」と門塔。
かつて「山の手」と「下町」を行き来するのは二か所の通りしかなかった。
その内の一つで狭くて急な坂道の「短い足の通り」です。
夜は、この門塔で扉が閉められた。
写真は「山の手」から「下町」に下る順番に並んでいます。

下右の写真: 聖ニコラス教会。
13世紀前半にドイツ商人の居住区の中心に建てられた教会です。
ここには15世紀後半に描かれた「死のダンス」があります。
中には入っていません。


 
< 5.ラエコヤ広場に到着 >

上の写真: 通りから広場が見え始め、その向こうに聖霊教会の尖塔が見える。
下の写真: 奥右手の建物の地下のレストランで昼食をとりました。



 
< 6. ラエコヤ広場 1 

上の写真: 今来た方向(西側)を振り返っています。
左の尖塔は聖ニコラス教会のものです。

下の写真: 同じ位置から、南側にある旧市庁舎を望む。
この建物は14世紀後半に建てられ、15世紀に現在の形になった。
タリンは1248年に自治都市になり、またハンザ同盟に加わり発展した。


 
< 7.広場から通りへ >

上の写真: 旧市庁舎の横から広場の北側を望む。
下の写真: 旧市庁舎の東南側にある通り。
中世には市が立った。


 
< 8.ドミニコ修道院 >

上左の写真: 旧市庁舎を真横から見た。

上右の写真: ドミニコ修道院(右側)の横の通り。

下の写真: ドミニコ修道院。
1229年にドミニコ修道会はトームペア(山の手)に修道院を建てたが、帯剣騎士団に敗れ、この場所に立て直した。
宗教改革の折に破壊され、現在は改修され博物館になっている。


 
< 9. 城壁 >

上の写真: 旧市街東側の城壁。
この上の回廊は有料で歩くことが出来ます。


下の写真: ヴィル門。
かつては陸路で街に入る場合の正面玄関でした。
14世紀から建てられた城壁の一部です。
向こうに新市街地が見えます。

ここを出て、次の都市リガに向かいました。


 
< 10. 素晴らしい!! >



 

< 11.様々な光景 >

上左の写真: ラエコヤ広場で見かけた風変わりな看板。
後でわかったのですが、ここはヨーロッパでも最古の薬局の一つでした。
ここは「市議会薬局」で、壁には1442年と表記されており、現在も営業しています。
看板の蛇と器は、日本で言えば漢方薬のマムシとお椀でしょうか。
ここは旧市庁舎の反対側にあります。

上右の写真: 旧市庁舎のドラゴンの雨樋。

下2枚の写真: 広場で見かけた人々。

あとがき
ここではショッピングが出来る自由時間があり、妻は楽しめたようです。
これでも残念ながら旧市街の一部しか見ていない。
多くの観光客が中世の街並みを楽しいでいました。

ロシアでもそうでしたが、ここでも中国の団体客が眼につきました。
特にホテルや展望台での傍若無人さには閉口しました。
なかなか周囲への配慮が行き届くまでには年月がかかるのかもしれません。
私も気をつけなけらばならないと自戒しました。

半日、首都の旧市街を巡っただけで、一国の歴史と社会を知るのはほとんど不可能ですが、やはり直に歩いて目に焼き付けることで、理解が深まって来ます。
旅は、私を最高に興奮させ、世界を身近にさせてくれます。


次回に続きます。



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