Thursday, January 5, 2017

ロシアとバルト3国、ポーランドを巡る旅 22: リガ 1



< 1. 内側から見た旧市街の城壁(右) >


今日から、ラトビアの首都リガを紹介します。




 

< 2.リガの地図、すべて上が北です >

上の地図: ラトビア全体を示す。
首都リガは湾の奥に流れ込むダウガヴァ川の河港として発展した。

このロシアの奥深くに端を発する1000kmを越える川と良港がドイツ商人の入植を盛んにさせ、この地はハンザ同盟を経て経済発展した。
その後、ロシアのバルチック艦隊の拠点にもなった。
現在のリガの人口は70万人。
ラトビアの人口は200万人、面積は九州の約2倍。

中央の地図: 今日紹介するリガ。
黄丸は宿泊ホテル、赤矢印はユーゲントシュティール建築群、黄枠は旧市街、黄矢印は火薬塔です。
ホテルRixwell Elefant Hotelから旧市街までの距離は約4kmです。
旧市街の長さは川に沿って約1kmある。

下の地図: リガの主要観光地、旧市街とユーゲントシュティール建築群を示す。



 

< 3.車窓から見たリガ市内1 >



 

< 4.車窓から見たリガ市内2 >



 

< 5.旧市街に到着 >

上の写真: 旧市街の一角に到着。
ここからバスを降りて、火薬塔を目指す。

下左の写真: 火薬塔。
14世紀に建てられ、17世紀に再建された火薬の保管庫です。
昔はここから外は砂丘で、街はぐるっと砂丘に囲まれていたが、その後、稜郭と堀で囲まれた。
塔の表面にはロシア軍の攻撃による砲弾が埋め込まれている。

下右の写真: 外側から見たスウェーデン門。
リガに残る唯一の城門。17世紀に城壁を利用して住宅が建てられた際に造られた。
当時、近くの兵舎に住んでいたスウェーデン兵がよく利用したのでこの名がついた。



 

< 6.旧市街 >

上の写真: 外側から見た城壁。
この向い(右手)にあるレストランで夕食をとりました。

下の写真: 夜の旧市街。
夕食後、外に出るととっぷりと暮れていました。


 

< 7.レストランのある棟  >

長い店舗棟の端の壁に多くの紋章が描かれていた。
すぐ左に火薬塔がある。



< 8.ホテル >

上の写真: ホテルRixwell Elefant Hotelの最上階から西側を見ています。
2016年10月2日(日)の朝、夜半からのどしゃ降りがまだ続いていました。

下の写真: ユーゲントシュティール建築群がある通りに着きました。
ここでバスを降りて、ストレールニエク通りを徒歩で観光します。
傘を差してカメラを写すことになりました。

リガはバルト三国の三つの首都の中で最も栄えて最も美しく、よく観光宣伝の写真に使われるのですが、生憎の雨となりました。




 

< 9.ユーゲントシュティール建築群1 >

ユーゲントシュティール建築群は19世紀後半から20世紀初頭にかけてドイツに起こった芸術様式です。
この地が如何にドイツと密接していたかがよくわかります。
この通りはソ連時代、放置され痛んでいたのですが、修復が進んでいます。

これは当時ヨーロッパで流行した世紀末芸術、フランスのアール・ヌーヴォー、スペインのモデルニスモ(ガウディ)と期を一にしている。

ここの特徴は動植物、女性のシルエットが主なモチーフになっている。
しかし、その顔はグロテスクにも思える。
パリやバルセロナの世紀末芸術とは少し趣を異にしているようです。


 

< 10.ユーゲントシュティール建築群2 >



次回に続きます。






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