Wednesday, May 7, 2014

人類の歩みと憲法 1: 今、何が起きようとしているのか?

 航海

< 1. 航海 >

ここ3世紀の間、世界中で多くの血を流し勝ち取って来たものがあります。
人類、最高の智恵と創意が集約されているものが憲法かもしれません。
この連載で、人類社会の進歩を支えたものが、一遍の法文だったことを見て行きます。

ウクライナ情勢

< 2. ウクライナ情勢 >

今ある危機
今の日本は、船長が必死で荒海に向かって大きく舵を切ろうとしている状況です。
大きな波が来るのならそれは正しい、しかし、そうでないならむしろ危険かもしれない。
この違いは、恐怖の対象が、自然ではなく異民族だと言うことに尽きる。

素晴らしい船長
TPP、増税、リフレ策、減反政策変更などの実行力は他の追随を許さない、まことに立派である。
リフレ策は不安を抱えているが、先ずは首尾良く行くことを祈る。
これは「赤信号、欧米諸国と一緒に渡れば恐くない」のようなものです。
あれほど不安視された原発を推進しても首相の人気に陰りはない。


忠臣蔵

< 3. 忠臣蔵 >

一方、気になることがある
秘密保護法制定、NHKの中立性放棄、軍の強化と適用拡大が推し進められている。
今後、解釈変更や憲法改正で目指すものが確定されていくだろう。
今の時期、大いに議論すべきだが、自治体は憲法擁護の運動を、政治的偏向だとして抑制に転じた。
ここ2年あまりで、愛国心が讃えられ、熱を帯びて来た。
愛国心で感涙むせぶ小説が飛ぶように売れた。
愛国心は自国を奮い立たせもするが、他国も同様で、やがて共振を始める。
それは小さな離島の購入計画と北朝鮮のミサイルが引き起こしたように見える。


選挙模様

< 4. 選挙模様 >

しかしそれだけだろうか?
「火の気のないところから・・」のことわざがあります。

日本には、二つの不気味な伏流水があります。
一つは、ここ30年ほどの欧米諸国に共通するのですが、政治が専門化し、社会に偏在化が起こり、国民の信頼は日増しに低下している。
それは多党化と選挙離れを生んでいるが、日本は最も酷い状況を亢進中です。
特に、日本の不幸は権力・組織に依存する文化があり、これが暴走を生むことになる。

もう一つは、大戦後、欧州は歴史的反省の結果、隣国との友好を選びましたが、日本は絶縁の道に閉じ籠もろうとしています。
これは日本が島国で被侵略の経験がないことから、歴史認識がガラパゴス化しやすいことによります。
これらのことが、今のうねりを生みだしたとも言えます。












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