Tuesday, July 16, 2019

平成の哀しみ 95: 終章 1: はじめに





*1

2月から始めたこの連載は、
平成への惜別と多少の分析を交えた記録を残したいと思ったからでした
結果は悪化への転換点を嘆くだけになったようです

これから未来に向かって語りたいと思います


日本の没落と異常さには呆れるばかり。
しかし危機感を持つ人に出会うことはほとんどない。
隣国に敵意を燃やす人はいるが。

低迷する経済と危険な外交、そして茹でガエルの状況に至った理由は既に見ました。
これは貧弱な政治文化と国を売るに等しい狡猾な政治家が招いたものでした。

国民は悪しき政治文化を古き良き文化とはき違え、政府の民主主義の根幹を切り崩す策術を無自覚に受け入れるばかり。
野党は経済政策に無頓着で政権担当の経験も少なく、脆弱なまま。

救いようの無い日本は没落せざるを得ないかのようだ。

 
*2

一方、海外35ヵ国を旅行していると気付くことがある。

町並みは古く、日本ほどに物は溢れていないが、人々は実に幸せそうに暮らしている。
現地で通訳やガイドと話し、色々調べてみると、それぞれの国は幾多の災厄を乗り越えて来た過去があった。
そして歴史と文化に根付いた工夫や暮らし方があることが分かる。


これから日本が危機から脱出する道を探してみたい。


次に続く



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