Friday, July 19, 2019

平成の哀しみ 100: 終章 6: 最後に







*1


思っていることの半分も書けなかった
不十分な調査、上手く書けないことに恥じ入るばかりです

最後の思いを記します


日本を憂い、文明や国家の衰退と戦争を振り返ると
「いつの時点で衰退や戦争を止めるべきだったか」の問いに行き当たる。

それは「改革への抵抗が少ない初期」
それとも「抵抗は大きいが問題が明確になった末期」

このテーマはヘロドトスの時代から歴史家が問い続けた。

今の日本は、どの時期なのだろうか?
私には崩壊への下り坂を転がり、そのスピードが増しているように思う。


歴史を振り返り、止められる可能性のあった時期を考えます

太平洋戦争に突入した日本では

・明治維新の富国強兵期
・農家の疲弊と軍拡路線を定着させた日清日露戦争時
・白虹事件や治安維持法などの報道弾圧の開始期
・泥沼化し撤退不能になった中国大陸侵攻時

あなたはどの時期が最適だと思いますか?

米国が関わったベトナム戦争と中東戦争にも、後に失敗と考えられる深入りしてしまった事件が幾度もあった。
ベトナム戦争が止まったのは死者が800万人を越えてからでした。



 
*2

日本で進行中の経済衰退では

・初めは救われたが、後に足枷になる敗戦後からの米国追従
・米国の圧力に屈した80年代の円高協調介入と日銀の金融緩和が招いた巨大バルブ
・91年のバブル崩壊後の米国への銀行などの身売り、その後の長期にわたった公共投資、企業減税、雇用規制緩和策

どの時点で我々は阻止すべきだったのか?

歴史や世界への知見が並外れた人物であっても、上記問題に明確に回答出来る人はいないだろう。




 
< 3.自民党は野党時代、復興予算案全てに反対し・・・ >
赤線が東北大震災の2011年3月11日
https://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/64967420.html


つまり、没落を阻止出来る時期は過去でもなく、未来でもない。
今、出来るところから始めて行かなければならない。

少なくと、ヒトラーやトランプに似た危険な政治家を国のトップに置くことだけは阻止すべきでしょう。

後で、「私は騙された!被害者だ!」との言い訳は悲しいだけだ。


これで連載を終えます。

次回は目次を用意します。

永らくお読み頂き感謝します。




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