Wednesday, November 8, 2017

フランスを巡って 44: シャンボール城




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今日はシャンボール城を紹介します。
外観だけの紹介になります。


ロワールの古城
百年戦争に勝利したシャルル7世がシノン城(今は廃墟)に宮廷を移してから約160年間、ロワール川流域はフランスの政治・文化の中心でした。
貴族たちはこぞって城を建て、華やかな宮廷絵巻を繰り広げますが、やがて歴史の舞台はパリ郊外に移って行きました。

この流域には、中世期の要塞、王家の城、ルネッサンス期の邸宅、古い田園屋敷、壮大な聖堂など、現在も無数の歴史的建造物が残っています。
フランソワ1世やシャルル7世といった王家の人々や、レオナルド・ダ・ヴィンチなどの芸術家がロワールの景観に魅了され、この地で暮らしました。
ロワール河流域の800㎞に渡る一地帯にある21の城館が2000年よりユネスコ世界遺産に登録された。
美しいシャンボール城、シュノンソー城、アンボワーズ城、シュヴェルニー城などが代表的です。


 

< 2. Map、上が北です >

上の地図: ロワール川流域の主要な城館。
訪問したはAのシュノンソー城、Bのシャンボール城です。

下の地図: シャンボール城の衛星写真。
見学は駐車場Pから川の向かいVまで徒歩で行きました。
見学は自由時間で行ったが、時間もなく入館しませんでした。


 

< 3. 駐車場から城まで >


 

< 4. 橋を渡り、ビューポイントへ >


 

< 5. 広大な森が広がっています >


 

< 6. 不思議な外観 >

この城は美しいとの評判ですが、私には屋根の上を埋め尽くす無数の煙突か尖塔が不気味に思えた。


 
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シャンボール城はロワール川流域の城館では最大です。
この敷地面積はパリ市の大きさに匹敵し、ヨーロッパ最大の森林公園で、多くの野生動物が生息しているそうです。

このロワール川流域の城館は、ジャンヌ・ダルクとレオナルド・ダ・ヴィンチと深く関わっている。

この地域の発展はシャルル7世がこの地に城を構えたのが始まりでしたが、これを可能にしたのがジャンヌ・ダルクでした。
それは、彼女が少し上流のオルレアンを開放したの機に敗戦色濃い百年戦争が形勢が逆転し、シャルル7世はフランス王の戴冠を行うことが出来たからです。

このシャンボール城を建てのはフランソワ1世ですが、彼はミラノ遠征でイタリア・ルネッサンス文化に魅入られ、フランス・ルネサンスを開花させることになりました。
そこで彼はレオナルド・ダ・ヴィンチを呼び寄せ厚遇し、ダ・ヴィンチはこの地で死んだ。
シャンボール城の螺旋階段のアイデアはレオナルド・ダ・ヴィンチのものだそうです。


次回に続きます。



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