Thursday, March 28, 2019

平成の哀しみ8: 相争う 6: 繰り返す過ち 2



 
*1


なぜ人は過ちを繰り返すのか?



 


1.子ブッシュ米国大統領

彼は2001年同時多発テロ直後の勇ましい発言で史上最高の支持率を得たが、任期終了時は史上最低だった。

外部に敵を作り、罵倒する姿勢は絶大な人気を得ることがある。
人々は愛国心に燃え敵意を高ぶらせ不満を忘れる。
これはヒトラーのような悪辣な為政者の常套手段で多くは悲惨な結果に終わる。

一方で希に敵を正しく捉え世界を救う為政者もいる、ルーズベルトやチャチールのように。


2.繰り返すナショナリズム

日本では負の歴史を自虐史観と罵り、美化する機運が高まっている。

実は、これは世界の潮流でもある。
冷戦などにより後進国で内戦が蔓延し、欧米への難民とテロが頻発し、文明対立が強く意識されるようになった。
一方で欧米は経済が伸び悩み、格差を拡大させ、国民の不満が高まっている。
こうして国内では分断、海外には排他的になった。
しかし、これが安易に受け入れられようになったのは大戦後70年以上経ったからです。

さらに日本では歴史を自省していないことが災いしている。
これは19世紀末に、国内の停滞を植民地に活路を求めた西欧の状況と非常に似ている。
そして第一次世界大戦が始まった。

次回に続く








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