Wednesday, July 3, 2019

平成の哀しみ 73: 改革を妨げるもの 8: 蔓延る官僚 4






官僚は悪人か




 



国会での官僚は悪人に見えない。
夜遅くまで働き、次官候補から外れたその他大勢は早々と辞めなければならない。

一方、森友や加計学園を見ていると官僚は知らぬ存ぜぬを平気で言う。
最近はニヤニヤと誤魔化すまでになったが。
省庁の書類の隠蔽、廃却、捏造で悪事は限りない。
そして首相を守り通せば立派な天下り先があてがわれる。

また両事件で多くの自民党議員が口利きをしていたことも明らかで、官庁に食い込み甘い汁を吸い続けている。



 


問題は半世紀に及ぶ自民党政権が、官僚の天下り先の確保と膨大な無駄を黙認し、共に寄生して来たことにある。
毎年千五百人ほどの天下り先を確保するために400兆円もの資金が別予算で維持されて来た。

この類を見ない破廉恥さは、個人が悪いと言うよりセクショナリズムが省庁の権益確保に向かわせ、悪事を自覚しない官僚の傲慢さによる。

もし特別会計の無駄を数%でも取り戻せたなら累計100兆円単位で国民に還元出来たかも。
しかし官僚と自民党は口を閉ざし続ける。

前回、改革を目指した野党は官僚の抵抗にあって敗退した。

だからと言って自民党政権が続けば、この放漫財政が終末を早める。


まさに行くも地獄、退くも地獄。


次に続く


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