Tuesday, June 18, 2019

平成の哀しみ 61: 日本経済に何が起きているのか 24: 凋落の深層 5



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一番の問題は労働者の賃金が下がり続けていること
しかし政権は無視


なぜか

アベノミクスの規制緩和と日銀の金融緩和で景気は良くなり、賃金は上がるはず?

雇用の規制緩和によって企業の競争力が高まり、最終的に労働者の賃金は上がる

失業率が下がり求人が増えているので、いずれ賃金は上がる。

いずれインフレが起こり消費が上向き、最終的に賃金は上がる。


実体は

既に見て来ましたが、円安・株高は世界的な好景気につられているだけ。

もうすぐ起こるバブル崩壊でインフレは起こらず、大規模な金融緩和に頼った分だけ反動が大きい。
また日本はトランプの気まぐれな貿易戦争に加担し、最大貿易国である中国の市場を減らすので最速で景気減速に至る。

一連の働き改革―首切り容易化、残業代不払い化、は企業の出費を減らす。
しかしその利益は国内の設備投資ではなく海外金融資産に向かうだけ。
結局、賃金はさらに下がり国内投資も増えずGDPは下がり続ける。


長らく失業率の低下が続いているが、一向に見合った賃金上昇が起こらない。
御用エコノミストは首をかしげるだけ。

理由は簡単、低賃金の介護従事者と高齢者、非正規の増加、そして低い最低賃金が足を引っ張っている。


次に続く


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