Friday, May 31, 2019

平成の哀しみ 49: 日本経済に何が起きているのか 14: 夢のバブル経済 2







人は幾度もバブルに浮かれた


年配の方なら史上最高の株価3万9千円をつけた80年代が懐かしいかも。

日本は米国の衰退とオイルショックを切っ掛けに高度経済成長期を終え、続く15年近くの低迷に国民は辟易していた。
そこに降って湧いたような好景気が起こり、不動産高騰や3倍近い学卒の求人倍率がニュースを賑わした。
多くの人が別荘地やゴルフ会員権を買い漁り、贅沢は文化になった。
日本企業がニューヨークの不動産を買占め、そして世界が日本を称賛した。
またベルリンの壁崩壊もあり、日本は久々の栄光と希望に酔いしれた。

しかし崩壊後の平成はこれと比べ遥かに長く惨めなものでした。


 

皆さんはディカプリオ主演の映画「華麗なるギャツビー」を知っていますか。
この舞台は1920年代の米国の富豪の饗宴です。
当時、米国は戦争特需後に穀物や土地、株などの投機が一般化し、内需が拡大し大繁栄を謳歌していた。

しかし1929年の株価暴落から世界恐慌、そして世界大戦に至った。


 

最近では米国の住宅ブームがあり、今度こそ本物の好景気到来かと思われた。
日本でもこの住宅ローンを証券化した金融商品が人気を博した。

しかし、これも2008年に崩壊した。


次に続く




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