Thursday, May 23, 2019

平成の哀しみ 43: 日本経済に何が起きているのか 9: 気になる兆候 9







麻薬で景気が良くなった


 

麻薬はいつか使用を止めるべきで、副作用があり、止めればさらに悪化する。
だが知らずに使用されているとハッピーです。

今の日本経済でこれが多用されています。
知らぬが仏が無数にあります。

赤字国債発行、日銀の国債引き受けによる景気刺激策、円安、最低賃金、非正規雇用などが大きい。

世界の常識は日本の借金がGDPの数百%にもなって危険だから減らせと忠告する。
しかし、このお陰で政府も私達も贅沢が出来ます。
まだ副作用は出ていないが金利が上がると税収のすべてが利払いで消えることにもなる。

日銀の国債引き受けも、同じ御利益と甚大な被害がある。

バブル崩壊後の景気刺激策がより大きなバブルを生み、繰り返され、その傷は深まるばかり。

円安は輸出企業を一時潤しても、上がった物価で輸入業者と国民は苦しみ、
再び円高になれば輸出企業の夢は潰える。
先進国は通貨高になる宿命にあり、日本は産業の高付加価値化と高生産性への転換が必要なのです。

最低賃金が低いことは競争力の低い企業を存続させ、また国民の所得と消費が増えないので、いつまでもデフレが続く。

非正規は企業には優しいが同じ弊害がある。

実に馬鹿げている。


次回に続く





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