Sunday, May 12, 2019

平成の哀しみ 36: 日本経済に何が起きているのか 2: 気になる兆候 2







今はバブルなのか?


 


多くの人は今の日本がバブルの頂点にあるとは考えないでしょう。
株価は高めで人出不足だが、実態経済を示す経済成長率やインフレ、賃金などは芳しくない。

こんな状況でバブルと言えるのか?
たいして上昇していない株価や不動産が大きく下落するだろうか?

2009年に日経平均が7500円台まで下落しているので、今の2220円が3分の1になる可能性はある。
こうなれば日本の株式時価総額620兆円(2019年3月)の内、410兆円が消えることになる。
一瞬にして、享楽を味わっていた人々は絶望を味わうことになる。

こうなれば金融業界が一気に冷え込み、日本国内の資金供給と消費が共に大きく減退し不況へ、さらに金融危機が再来するでしょう。


ここで注意が必要なのは、バブル崩壊は日本が切っ掛けとは限らないことです。
大きく金融緩和をして来た米国・中国・欧州などが発端になる可能性は高い。

日本の金融緩和は世界でも稀にみる巨大さなのだが、不幸中の幸いと言うか効果がなかった。
景気が良くなって金利が上昇するより、このままゆっくり景気後退する方が国債の膨大な利払いで苦しむことがなく国民には良いかもしれないが。


次回に続く




No comments:

Post a Comment