Saturday, April 13, 2019

平成の哀しみ15: 深まる亀裂 13: 沖縄と本土 3




沖縄に軍事基地は必要か?

 

俗説をみます
A 中国の侵攻を食い止める為。
B 米国との軍事同盟を維持する為。
C 普天間基地を無くすために辺野古新設が必要。

A 米海兵隊が中国有事の際に役立つとは思えない。
沖縄は基地が小さく、訓練には手狭で兵站に弱く、大陸からの攻撃に脆弱です。
これからの大国間の戦争は航空機やミサイルが主力で、海兵隊の出番はありません。
航空機の航続距離が短い時代、ベトナム戦争当時、沖縄は米軍にとって非常に役立ったが。

B 中ロ北朝鮮に対する抑止力として米国のコミットメント(関与)は日本にとって重要です(取り敢えず)。
しかし、米国にとって重要なのは日本の駐留経費負担と基地提供であって、沖縄以外に適地はある。

C 普天間の代替えとして辺野古建設を進めるが、地盤に問題があり莫大な費用と年月を擁する。
また米国の戦略変更で辺野古が無駄になる可能性もある。
沖縄の最大産業は観光業で自然破壊はマイナスになる。


日本の防衛と日米安保にとって米軍基地は何処かに必要かもしれないが、中国との防衛に、これ以上の基地と海兵隊が沖縄に必要とは言えない。

むしろ費用対効果、沖縄県民の総意を考えると問題が多い。


次回に続きます。



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