Friday, September 18, 2026

短縮版 迫る多難な危機  第一章


「一時の自己満足の為に人類を破滅させては、神も悲しむだろう」

 

この短縮版は、既に投稿済みの「迫る多難な危機」を、少し内容を割愛、分割して連載します。

 

まえがき

 現在、深刻な危機が同時多発的に地球と人類に迫っています。特に、この20年あまり、一部の大国が身勝手に振舞って来たことでより加速しています。今、私達が立ち上がらないと、子孫に顔向け出来なくなる。家族と世界を再び幸福にしましょう。Make the world and people happy again!

 

 --- 目次  ---

1章 様々な危機

 

1.戦争と紛争が増えている

2.独裁が増えている

3.経済格差が酷くなっている

4.金融危機は必ず起きる

5.マネーが世界を巡り、逃げている

6.温暖化が暮らしと生命を脅かしている

7.AI産業革命が始まった

8.分断と対立が益々深刻になっている

9.世界が対立し分裂し始めている

10.最重要課題:米国の衰退が限界に達しつつある

 

  

1章 様々な危機

 放置すれば地球全体に波及する危機10件。

 

1. 戦争と紛争が増えている


 各大陸で紛争とテロが多発し増加傾向にある。現在世界で200近い紛争が起きてている。さらに、ここ数年、相次いで大国が隣国を侵略するようになった。ロシアがウクライナ、イスラエルがパレスチナ、米国がイランに甚大な損害を与えている。

 これらを放置すれば、世界大戦へと拡大する可能性がある。ヒトラーの初期の侵攻を許したがゆえに大戦が始まった。侵略を放置し、大国の横暴を許せば、次の侵攻を誘発することになる。

 

2. 独裁が増えている


 20年ほど前から、世界は異様な熱気を帯びてきた。各国で右翼ポピュリズムが人気を博し、遂に独裁者が軍事大国を掌握するようになった。プーチン、習近平、金正恩が筆頭だが、多くの国で独裁化が進んでいる。既に世界の半数90ヵ国が独裁体制(半独裁)になった。米国も着実にトランプ独裁に向かっている。腐敗と困窮が独裁をもたらし、戦争へ向かう。

  

3. 経済格差が酷くなっている


 現在の経済格差には二つの側面がある。先進国内で、貧富の差が著しく拡大し続ける一方で、かつての発展途上国では国民所得が上昇し、先進国との差を縮めている。前者は行き過ぎた放任経済、後者はグローバル経済に起因している。

 最重要問題は、米国を筆頭に英国、日本等で加速する格差拡大と貧困率増大です。このことが欧米の社会混乱、分断、ポピュリズム台頭を招いた理由の一つです。

  

4. 金融危機は必ず起きる


 これまで世界を揺るがした金融危機は、ほぼ米国発で繰り返し起きた。リーマンショック後、16年を経て、問題はいつ起きるかです。前回の危機では、世界の時価総額の約3000兆円が吹っ飛び、不良債権の処理費は300兆円以上にもなった。さらに、その後10年におよぶ景気後退による損失(機会)は、世界で数十から百兆ドル(最大1京6000兆円)にもなった。


  5. マネーが世界を巡り、逃げている


 カリブ海に浮かぶ英領ヴァージン諸島は、タックスヘイブンの代表格、人口3万弱の島に登録企業は80万社以上ある。富裕層や企業が租税回避している総額は世界で2000~5000兆円に達する。企業と富裕層が減税された上に租税回避地まで作り、国の税収は減るばかりです。また為替・商品・株への投機で巨額の資金が世界中を巡っている。投機家は為替取引では実需の百倍にもなる1500兆円を毎日動かし儲けに奔走している。

 

6. 温暖化が暮らしと生命を脅かしている


 氷河が消え、台風の強度と集中豪雨が増え、夏の気温が耐えがたいほど上昇している。海面上昇が島に迫り、砂漠が増え、サンゴ礁が半減している。これらにより陸海の食料生産が大規模に損壊され、水資源が枯渇し、大量の移住が迫られる。今後、世界の年間損害額は6000兆円になるとされている。我々が温暖化ガスの排出を今すぐ止めても、地球の上昇した気温を元に戻すことは出来ない。既に取返しが付かない。

 

7. AI産業革命が始まった


 ITAIが経済と社会に与える影響は計り知れない。変革は社会に深く入り込み、人間はそれから逃げることができない。かつての産業革命の初期に、労働者への圧迫と失業が起こり、次いで、国民が立ち上がることにより、世界にその成果が行きわたった。しかし今度の相手は、人間を遥かにしのぐAIだから、深刻だ。これを仕切れるのは、聡明で科学的思考が出来る大統領でなくてはならない。パンデミック時、約39万人の命を無駄にした大統領には不可能だ。

  

8. 分断と対立が益々深刻になっている


 宗教、移民、人種よる対立が深まり、紛争に繋がっている。移民排斥が、欧米の右翼ポピュリズムの主眼になっている。他の大陸では宗教、部族、民族の対立が深刻です。米国の分断は、移民・黒人への差別もあるが、政策を異にするリベラルと保守の対立に原理主義的な宗派が加わったことが大きい。今は、米国筆頭に、融和から対決姿勢に代わり、民主主義を否定し、独裁を待望するようになってしまった。

 

9. 世界が対立し分裂し始めている


 第二次世界大戦まで、戦争犯罪を裁く世界が認めた手段がなかった。しかし、世界が協力して国際司法裁判所を作り、戦争犯罪を認定できるようになった。これは戦争犯罪への抑止策に繋がる。しかし、大国の都合で、これが破られている。世界は団結して紛争や戦争を抑止する一環として、これを育て発展させる必要がある。

  

10. 最重要課題:米国の衰退が限界に達しつつある


  米国では超富裕層が出現した一方で、貧困層が増え、絶望死が増えている。これは半世紀に及ぶ自由放任と金融重視が、企業・富裕層優位と労働軽視を生み、これにより経済格差が拡大し固定化したからです。この人々の不満が煽情され、社会は分断し、やがて独裁者が待望されるようになった。これが進むと、米国はさらに悲惨な状況に陥るだけでなく、世界に甚大な危機を呼び込むことになる。

   様々な地球規模の危機を回避するには、世界が一致団結しなければならない。しかし、ここ20年ほど、米国を筆頭に世界も急速に分断され始めた。日本のように大国の横暴に尻尾を振るだけでは、破滅の手助けをしているようなものです。世界各国と国民が協働して、大国の横暴を拒否し、先ずは米国が正常な国家に再起出来るように手助けすべきです。逃げていては地球は最大の危機に見舞われる。

 

 歴史を振り返ると、国が一度衰退し始めると再起不能になった事例は事欠かない。米国はその瀬戸際にある。トランプを支援する方々は、どうか夢想と引き換えに現実、独裁者誕生から目を逸らさないでください。ヒトラーを熱望した事を後で悔やんでも遅いのです。

 

 

----全体の目次----

第一章、世界に迫っている危機の要約。

第二章、人類はこれまでに危機に対してどう対処して来たか。 

第三章、我々が直面している重大危機。

第四章、米国の衰退と世界の危機回避能力喪失は一体。

第五章、如何にあるべきか。

第六章、成功している北欧は資本主義のもう一つ道。

 

 

 

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