Thursday, January 17, 2019

北欧3ヵ国を訪ねて 46: オスロ 5: ノルウェー民族博物館 3



 *1


今回は、ノルウェー民族博物館の最後の紹介です。
後半で、19世紀のオスロの街並みを紹介します。



< 2. 19世紀の農家 >

上の写真の一群の農家の説明書きは次の写真にあります。
これらは19世紀に建てられていた家屋で、その場所はオスロの南方の峡谷でした。

下の写真の小屋は同じ場所にあった14~15世紀の倉庫です。
上の写真の左側に見えます。


< 3. 上記、一群の農家の説明書き >



< 4. 上記の農家の内部 >

中央の大きな農家に入ることが出来ました。
中に入ると、写真のスタッフが訪問者に横の桶の用途を説明していました。
豆を貯蔵し、その後何かをする為の容器らしい。
少し質問をしたのですが、残念ながら理解出来ませんでした。
でも彼女は丁寧に対応してくれて、写真撮影にも快く応じてくれました。


< 5.倉庫類 >

上: ノルウェー南部にあった1754年の倉庫です。
扉両側の模様が良い。

下: 同じノルウェー南部にあった1800~1850年の乾燥小屋。
乾燥するものが、木材なのか穀物なのかがわかりません。
ノルウェーでは木材は重要な産業ですが、これは窓が小さ過ぎるので穀物用なのでしょうか。



< 6. オスロの古い街並み 1 >

この6と7の写真は19世紀後半のオスロの古い建物と通りを再現したものです。
オスロは10世紀頃から重要な都市ではあったが、その木造の古い街並みは幾度も大火災に遭っており、残っていない。
1814年以降、この地が首都になり、今のオスロの都市景観を形作るようになった。



< 7. オスロの古い街並み 2 >



< 8. オスロ郊外の家屋 1 >

1840年に建てられたオスロ北部の郊外の住居。
家屋は大きく無いが、幾つもの部屋が有り、郊外で自然を楽しみながら暮らしていた様子が窺える。
此処にきて初めて、農業や林業を生業としない暮らしの住まいを見ることが出来た。



< 9. オスロ郊外の家屋 2 >



< 10. オスロ郊外の家屋 3 >

写真の女性はスタッフです。
シンプルなデザインで、無垢の木材を生かした家具が印象的でした。

この住居が使われた時期は明治維新の30年前にあたり、今まで見て感じていた素朴で簡素な暮らしのノルウェーは一転、進んだヨーロッパ文化の香りがするようになった。
この時期の市民の暮らしが見えると、今の北欧の躍進を理解するヒントが得られるように思う。
つまり北欧の今の躍進は、半世紀あまりの急激な改革で勝ち取ったのか、それとも徐々に築き上げて来たものなのか?
残念ながら、この野外博物館だけでは分からない。


次回には巨大なヴァイキング船を紹介します。




No comments:

Post a Comment